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| あほうどりⅣ号製作記録 2ページ |
| 2010年5月10日 |
| 製作区分・ステップ ハル製作・６（ＣＦＲＰ離型材塗布） |
今回のⅣ号艇は、カーボンで作ります。カーボンクロスは、前回購入済みで、未使用であったものです。これをエポキシグラッシングで成形します。
まずは、船台に雄型を固定します。固定は、Ｌ金具の治具（Ⅱ号製作参照）とテープです。写真21
そして、離型用のワックスをタオルに少量付けて塗ります。
写真22,23
次に、離型の水性液体（ＰＶＡ：ポリビニルアルコール）を塗ります。
写真24,25
乾燥させている間に、カーボンクロスの採寸とカットを行い本日は終了とします。 |
写真21 |
 
写真22 写真23 |
写真24 |
写真25 |
| 2010年5月11日（UP5月12日） |
| 製作区分・ステップ ハル製作・７（ＣＦＲＰグラッシング） |
手配材料が到着したので、カーボンクロスのグラッシングに入ります。前回、ガラスクロスでやっているので、要領は同じです。
まず、採寸したカーボンクロスを被せます。私の場合は、密着させるために糸（普通の裁縫糸）を巻きます。雄型の裏側は、テープでさらに密着させます。写真26,29
エポキシを調合し、短毛の筆でグラッシングします。カーボンは透き通らないので、光に当てながら、クロスに浸透したか確認が必要です。硬化前に抜糸します。写真27,30
次に、ピールプライ（今回手配品：塗布後のエポキシにかぶせてスクイージングするとピールプライが余分なエポキシを吸収し、硬化後にピールプライを取り除くと、その表面はサンディング不要）ものを施しました。写真28,31
初挑戦です結果は・・？？・・4～5日放置します。
赤字訂正：5月15日
■データ
室温：20度 作業時間：3時間
エポキシ量：60ml（２：１体積調合後） 前回購入品
カーボンクロス：#300 前回購入品（今回は、35cm×100ｃｍ使用）
糸：目立つ色がいいです。
テープ：スコッチテープ（クロスカット時のほつれ防止にも使用）
ピールプライ：端材を購入350円（43cm×58cm使用）
筆：78円 3cm幅（1回こっきりにつき、安物。短毛にカット）
累計3,888円 |
写真26 |
写真27 |
写真28 |
写真29 |
写真30 |
写真31 |
| 2010年5月13日～21日 |
| 製作区分・ステップ キール製作・１（ストラット型紙、バルブ鋳型製作） |
5月13日
キール製作に入ります。
キールストラットはとりあえず、カーボンクロスの採寸用の型紙を作ります。今回は、300mmと400mm（ｷｰﾙﾊｳｽ差し込み部分を除く長さ）の2種類を作ります。写真32
キールバルブは、鉛鋳込み用の鋳型を作ります。長さは250mm、最大径30mmの流線形（鉛重さで1500g計画）の図を書きます。そして、20mmピッチで円板（隔壁）をPP板で作ります。写真33-1
後は、ハル雄型製作と同様に、発泡材を入れ、2φのSUS棒を串刺しにし、カッターナイフ、スポンジヤスリなどで成形します。ちょい細いので、鋳込みは芯を入れ、強度UPを計画します。写真33-2～5
5月15日
パテにて整形します。写真33-6
5月18日
パテが乾燥したので、重量の確認に入ります。適当な計算で型の寸法を決めたので、体積を実測し、鉛重量を算出します。
・ペットボトルの頭を切ります。写真33-7①
・ペットボトルに水を入れ、重量計測。写真33-7②③
・ペットボトルに雄型を入れ、水を溢れさす。写真33-7④
・重量計測。写真33-7⑤⑥
水色のものは、発泡材で氷ではありません。デジタル秤が999ｇまでしか計測できないので、水の体積を抑えるために使用してます。(^_^.)
測定の結果、（983-963）×鉛比重11.4＝1368（ｇ）
もう少し、パテを盛ることにします。
■データー
ストラット型紙：不要紙（カレンダー）にて
PP板、SUS棒などストック品流用
廃ペットボトル（1Ｌ）
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写真32 |
写真33-1 |
写真33-2 |
写真33-3 |
写真33-4 |
写真33-5 |
写真33-6 |
     
写真33-7① ② ③ ④ ⑤ ⑥ |
5月19,20,21日
サンディングとパテ盛りの繰り返しをし、整形します。とりあえず雄型は完成とします。写真33-8 |
写真33-8 |
| 2010年5月14日（UP5月15日） |
| 製作区分・ステップ ハル製作・８（ＣＦＲＰ離型） |
離型をします。４日間放置しました。気温も高かったし薄塗りなので問題ないでしょう。
まずは、ピールプライをはぐってみます。へびの皮むきみたいに気持ち良く剥がれました。表面は、学生服みたいに、艶消しで布地状です。・・・サンディングが省略できます。
写真34
浮いた箇所が数カ所（白い所）あります。曲率が大きいのでやむなし。・・手直しします。(>_<)写真35
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写真34 |
写真35 |
| 2010年5月14日～18日（UP5月15、18日） |
| 製作区分・ステップ ハル製作・９（ＣＦＲＰ離型） |
ヘラで空気を入れて離型します。どうもくっついている箇所があるようで、ピシピシ音をたてない箇所があります。力まかせに、雄型を壊すつもりで・・・べりべり・・、・・・写真36,37
離型に３時間もかかった結果が・・・失敗！(T_T)
きっと、離型剤がうまく載っていない箇所があったと思います。発泡材と木工パテも強度的には弱いので、数回に分けてまんべんなく離型剤を塗ったほうがいいですね。
格闘の結果、雄型はおしゃか・・・とりあえず、ハルの端末がぼろぼろなので、修正します。
それと、カーボンクロス#300の1枚貼りでは、繊維の隙間が目立ち、弱そうなので、内側から追加にクロス張りを計画します。写真38-1,2 39
どうも、フタバのセールサーボが生産中止となったようです。(T_T)(T_T)・・・ハル内部の配置に影響がでるので、計画見直し中。 5月18日加筆
■データ
離型直後の重量：113ｇ
教訓：離型剤は、多めに塗るべし。(T_T)
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写真36 |
写真37 |
写真38-1 |
写真38-2 |
写真39 |
| 2010年5月23日 |
| 製作区分・ステップ ハル製作・１０（デッキCFRP）キール製作・２（カーボン板製作CFRP） |
今日は1日中雨なので、自作に専念し、キール用のカーボン板および、ハルデッキの製作に入ります。
＜キールカーボン板＞
板作りは、初めてです。ガラス板とかで作っている方も見えますが、大きな（長尺な）ガラスは無いし、割れやすいので、アクリル板を使います。
まず、適当なサイズ（600×150）に切るので、切りだし線をマジックで記入します。写真40
アクリル板は1820×910×2tの１畳もあるでかいやつを買いました。模型用ケース作りも兼ねてます。列車砲のケース製作がまだでした。途中かけ多し(~_~;)
アクリル板の切断は、日曜大工用のノコギリでは無理なのでPカッターで筋彫りし、ﾊﾟｷｯと割ります。保護用の紙の上から、カッターで軽く筋を入れPカッターで数十回トレースしていけば簡単です。・・あまり力を入れると曲がったりするので注意です。保護用の紙は最後に剥がします。とりあえずキール用として、同じ寸法のものを3枚切りだします。写真41
次に、保護紙を剥がし、PVA（剥離剤）を塗ります。写真42
カーボンクロス（500×90）を置き、エポキシグラッシングします。写真43
同作業を2回行い、サンドイッチ（ｱｸﾘﾙ+PVA+Cｸﾛｽｴﾎﾟｷｼ+PVA+ｱｸﾘﾙ+PVA+Cｸﾛｽｴﾎﾟｷｼ+PVA+ｱｸﾘﾙ）にして、最後に重しとして、しまい忘れのストーブと重そうなファイルで加圧します。写真44・・・じょうぶなカーボン板は、高温加圧すると、金属のようなカーボン板ができるそうですが、そんな設備は無いので、気持ちだけです。・・(~_~;)
数日寝かして、硬化するのを待ちます。
＜デッキのCFRP＞
カーボン板製作ついでに、デッキもCFRPを行います。雄型にPVAを塗り（写真45）、カーボンクロスを置くだけです（写真46）。
こちらも数日間、寝かせます。
■データ
アクリル板：1820×910×2 4900円/3＝1600円（ヨット分の費用）(~_~;)
カーボンクロス1K（板用）：90×1000 端材 700円
カーボンクロス3K（デッキ）：前回購入品流用
累計5,488円
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写真40 |
写真41 |
写真42 |
写真43 |
写真44 |
写真45 |
写真46 |
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